症例集

【case030】
脳梗塞による右半身の全体的なしびれ

主訴 脳梗塞による右半身の全体的なしびれ 


兵庫県芦屋市在住 49歳女性

主訴の状況

2015年8月8日、朝からお風呂掃除をし、入浴・昼寝。

昼寝から起きると、右半身のしびれを感じ
しびれにより、立てなくなる。

話したり、少し動いたりは出来る。麻痺はない
病院で点滴を受け、そのまま入院。

病院では軽度の脳梗塞と診断される。
血の塊を溶かす薬を使う治療が開始される。

その日の夜までは全身にきついしびれがあった。

数日で退院し、その後一度しびれがマシになったが、
すぐに右半身全体的なキツイしびれが戻る。

病院ではしびれに対する投薬治療もあるが、したからと言って治るかは分からない。
ずっとしびれが残る人も多い症状だと告げられる。

元々薬を飲むのに抵抗があったので、投薬治療は行わず、
友人の紹介で8月22日に当院へ来院。

その他の症状

以前から肩こりがキツイ。
高血圧と診断されていたが、薬は飲むほどではないと診断される。

治療内容

全身的な筋肉の力を緩めて、特に右半身の血流をよくする。
下半身の弱りを助けて、上半身ののぼせをなくすといった治療を行う。
一回の治療で手足や頭のツボに鍼を合計4本ほど行う。
週2回のペースで治療に来てもらう。

初めの1か月(8診)はあまり主訴の症状に変化なし。

9診目の治療終わりにしびれを感じない部位が出てくる。(大腿部と頸部)

この間治療の直後は、かなりしびれがマシになるが、
徐々にしびれが戻ってくるといった状態が続く。

13診後、この頃から、脇腹、前腕の外側(小指より)、足の裏、以外はしびが無くなってくる。

2か月(16診後)から、上記の場所にもしびれは出なくなる。
ただ睡眠不足や疲労により、脇腹と前腕に軽いしびれが出る。
このあたりから週1回の治療ペースに間隔をあけていく。

3ヵ月になる事にはしびれは全く出る事は無くなる。

解説

脳梗塞は非常に重篤な後遺症をもたらす非常に怖い病気です。

この方も初めて来院された時は、ショックと絶望感がかなり強かったのを今でも鮮明に覚えています。

まず脳梗塞になった原因ですが、更年期(下半身の弱り)や色々な事が重なって、異常に頭に血がのぼせ上がっている状態が続くことにより、頭で血が渋滞を起こしやすくなり、梗塞が起きてしまったという流れです。

その後の主訴の右半身のしびれですが、簡単にいうと梗塞により血管が詰まり気味になり、右半身に血の巡りが悪くなってしまったという事が原因で起こっていました。

(もう少し詳しく説明したいのですが、かなり長く複雑になりそうですので、簡潔に書いておきます。)

ですので治療は、全身的な筋肉の力を緩めて、特に右半身の血流をよくする。
下半身の弱りを助けて、上半身ののぼせをなくすといった治療を行う。
という事を行いました。

軽い脳梗塞の割にはしびれがかなりきつかったですが、
比較的早期に症状が回復したと思います。

同じ脳梗塞の後遺症でも、もっと重篤な場合は治療が年単位になったりする事もありますが、改善可能な場合も多いですので、同じ病で今頑張られている方はあきらめないでください。

また恐ろしい病気ですが、鍼灸で日頃から疲れを取って、身体の悪い箇所を治していれば、発症のリスクを減らす事も可能ですのでご安心くださいね。

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