症例集

【case019】
蕁麻疹(じんましん)

主訴 蕁麻疹(じんましん)

芦屋市在住 小学1年生6歳 女子

主訴の状況

9月28日
太腿のつけねのあたりに突然蕁麻疹が出現する。

蕁麻疹の状態は、かゆみが強く最初は小さく赤くプツプツしたものが出る。
その後は段々とプツプツが大きくなりボコボコしてきた。

9月29日 
首から上以外に全身に蕁麻疹が広がる
37.5度の発熱とおう吐と軟便(泥状便)が出る。

9月30日~10月5日 
ステロイドの薬を飲むが、逆にプツプツがボコボコした大きさに変化してくる。
この頃は顔にもよく出ていた。

10月6日~10月11日
ステロイドの点滴を病院で受けるようになる。
点滴後2時間程はかゆみと蕁麻疹が治まるが、その後徐々に4時間程で元通りの蕁麻疹の状態になる。
少しずつは蕁麻疹の範囲が狭くなっているが、一向に治る気配は無かった。

10月12日
これ以上キツいステロイド治療を行うのは心配になり、何とか自然な療法で早く治したいということから当院へ来院される。

その他の問診情報

10月の後半に運動会があり、2学期からその練習が始まり、少し疲れ気味な様子だった。

主訴発症前日に餃子とカレーライスを沢山食べていた。

普段から3日に1回の便秘。胃や腹が痛くなりやすい。

疲れるとぜんそくの発作が出たり、アレルギー性鼻炎が良く出る。


東洋医学的な原因

肝鬱化火 脾胃湿熱

治療内容

小学1年生くらいの場合、鍼をするか、刺さない鍼(小児鍼)をするか恐がるのでかなり微妙な年代ですが、この子はそういう面で強かったので、鍼をしました。

全て背中の霊台、足の三陰交というツボに刺鍼する。
2日に1回のペースで治療を行う。

初診のすぐ後から、蕁麻疹の範囲が狭くなり、かゆみも激減する。

二診目 蕁麻疹の範囲とかゆみは減ったままである。

二診目の後から蕁麻疹の範囲が更に減る。下半身中心に残っている。

三診目の後からお尻の周りのみに範囲が減る

四診目の後からお尻に後少しだけ蕁麻疹あり。ほとんどかゆみは出ていない

五診目の後から 蕁麻疹は消失する。

この後から週に1回の頻度で治療を行い、蕁麻疹は全く出ずに無事に運動会も出る事が出来ました

また喘息やアレルギー性鼻炎も出ることが無くなりました。
解説

蕁麻疹やアトピー性皮膚炎、肌荒れなど、患部が赤くなったり、プツプツ隆起したり、かゆみが出るものは体の熱が原因で起きる事がとても多いです。

今回の蕁麻疹が出た原因も体の熱が原因でした。

熱が籠ってしまった経緯は、まず便秘をしやすかった事から胃腸に熱が籠ったり、熱を排出しにくい体質が根底にあります。
(大小便、汗などで余分な熱を排出します。)

そして2学期になり、初めての運動会の練習により身体や筋肉の過度の疲労・また緊張やプレッシャーにより身体に熱が籠ってしまいました。

更に追い打ちをかけたのは、前日に沢山食べた餃子とカレーライス!!

こういう物は食べると過度の熱が産出されます。

こういう事が積み重なり、身体の中の熱が爆発して、蕁麻疹が出現しました


ステロイドで表面的に抑え込んでも、身体の中がこの様な状態ではいたちごっこになる事があります。

治療は身体の中や胃腸の熱を冷まし、上手く外に出すような事を行いました。

症状が出ている原因を的確に改善する事により、いたちごっこではなく早期に完治する事が出来るのです。

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