症例集

【case018】
症例 二週間に一度起きる謎の発熱

主訴 発熱 かんむし

4歳 男子 兵庫県西宮市在住

主訴の状況

半年ほど前から2週間に1回発熱を起こすようになる。

発熱時は40℃程のかなりの高熱になる。

その他に咳と痰が出て、痰が上手く外に出せずに嘔吐してしまう。

寒気や鼻水などは全くない。

発熱する3~4日前から急に汗をかかなくなる。(普段は頭から汗をよくかく)

病院では風邪と診断される。

同時期から保育園ではいい子にしているが、家に帰ってくると、キーキー騒いだり、少しの事で怒ったり泣いたりするようになる。(かんむしのような症状)


その他の問診情報

時々便秘になる。

硬かったり兎の糞の様にコロコロした便がでやすい。

半年前から保育園に通い出す。


東洋医学的な原因(症)

肝鬱化火


治療内容

まだ小さく、鍼が恐いということだったので、刺さない鍼(詳しくはこちら)で治療する。

主に背中、指先のツボに刺さない鍼で週に1回程治療する。

【初診】
治療のすぐ後に顔色がパッと明るくなる。
また治療前は顔の表情が固く、しゃべりかけても警戒して黙ったままだったが、治療後は笑顔でしゃべる様になる。

【二診目】
治療の後からキーキーわめいたり、イライラする事が少なくなった。

【三診目】
初診から2週間経つが発熱なし
かんむしもかなり落ち着いている。

この後から2週間に1回の治療になる。

【四診目】
発熱はしていない。とても元気。

月に1回の治療になる。

【五診目以降】
発熱なし。かんむしも落ち着く。


解説

おそらく病院に行くと、風邪をひきやすいという事で、風邪の処方をされるのかもしれません。

しかし東洋医学的にはこれは全く風邪ではありません!!

ではなぜこの発熱が出ているのでしょう?

この謎を解くカギは、問診情報に隠されていました。


発熱、かんむしの症状は保育園に通うようになってから出ています。

保育園でたくさんの子供と密集して遊ぶから風邪の菌をもらいやすいのか?と思うかもしれませんがそうではありません。

原因は保育園に通うことによって、今までと環境が大きく変わり、精神的に少し興奮、緊張状態が続いていた事なのです。

この様に
興奮、緊張状態が続くと、体の中に熱がどんどんこもったり、全身のめぐりが極端に悪くなってしまいます。

例えば、PCを長時間フル稼働させていると、熱くなってきますよね。
これと同じ事が体の中でも起こってしまいます。

この興奮、緊張による熱がこもりすぎることにより、発熱が起きるようになってしまったのです。

またかんむしもこの精神的な興奮や緊張から起きています。


治療としては、背中と手の指にある体の熱を上手く冷ますツボ、精神的な興奮や緊張を抑えるツボに治療を行いました。

これを行う事で、発熱もかんむしも治まりました。

とてもシンプルでわかりやすい治療ですよね?

でもこの原因が分かるという事が私たちにとって非常に重要なのです。

これには詳しい問診とその他の診断(舌、脈、ツボの状態を診る)という事が必要不可欠なのです。

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