症例集

【case013】
胃腸の不調(食欲不振・吐き気)

主訴 胃腸の不調 食欲不振 吐き気

20代 兵庫県西宮市在住 女性



主訴の状況

10日前から物を食べると吐き気が出現する。(上がってくる感じ)
その他に食欲不振、のどや胸の詰まった感じ、胃もたれ、胸やけ、腹の張り感なども出現する。
また一週間以上便秘をしている。

その他の問診情報


産後から
全身倦怠感がある。
立っているとふくらはぎが重だるくしんどい。
腰が重だるい。
冷えのぼせがある。
常にイライラ感がある。
肩こり・頭痛がある。

東洋医学的な原因


腎虚肝鬱


治療内容

【初診】頭の百会というツボと足の照海というツボに置鍼

【二診目】
初診の治療の後から、主訴の吐き気、食欲不振、のどや胸の詰まった感じ、胃もたれ、胸やけ、腹の張り感、便秘が全て改善する。

ほとんど感じないと実感される。


同様の処置を行う。

【三診目】
主訴の胃腸の不調は全く感じない。

産後からの様々な不調について治療を開始。

同様の処置を行う。


解説


この方の体のツボの反応を診させて頂くと、面白い事に胃腸のツボに反応はほとんどありませんでした。

では一体何故様々な胃腸の弱りが出たのか……

これは産後の体調の変化が大きく関係していました。


妊娠~出産というものは女性の体にとって非常に負担になる場合があります。

この方の場合出産後から下半身全体の力がガクッと弱くなってしまいました。

そして産後からの様々な症状(腰痛・全身倦怠感など)が出現するようになりました。


次に下半身全体の力がガクッと弱くなる事により何が起こるかというと…

体の中で冷えのぼせが起きます。

下半身の力が弱まると、気が上へ上へ突き上げてくるのです。

下半身が冷えて、逆に上半身が熱くのぼせているという状態です。

そしてイライラ感や頭痛が起きる事があります。


この話。私のブログを詳しく見て頂いている方はピンときたかもしれません。

そうです 更年期障害と鍼灸 でちらっとお話ししています。

この方の今の体の状態はいわゆる更年期障害と同じような状態になっています。
  

今回の胃腸の不調は、下半身の弱りと冷えのぼせが胃腸を襲った事が原因です。

治療としては、下半身の力を助けて、のぼせを解消する治療を行いました。

そして一回の治療で胃腸の不良は治りました。

胃腸のツボは全く触っていません!!

これが鍼灸の面白い所。

真の原因を見つけて治療するのが最善の策なのです。

引き続き治療を行う事で、産後の様々な不調もきっと改善してくる事でしょう。

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